ホテル・イスフィヨルド・ラジオ

イスフィヨルド・ラジオは 、1933年設立の気象観測所兼ラジオ局です。スヴァールバル諸島最大の島に位置し、北極から1,300kmの距離にあります。この信号により、島全体への無線送信が可能になりました。冷戦時代、イスフィヨルドは戦略的な要衝でした。文明から遠く離れ、道路網もない辺鄙な場所でした。

イスフィヨルド・ラジオは、1976年にロングイェールビーンにスヴァールバル空港が建設されて以来、重要な情報発信源となりました。ラジオ局は、重要な気象情報、航行警報、そして遭難航空機への支援を提供する信号を放送していました。

ラジオ局を改装したこのホテル・イスフィヨルド・ラジオは、シンプルで機能的な外観と、モダンで居心地の良い内装のコントラストが印象的です。1950年代に労働者のために建てられたサウナも残っており、ガラス張りの壁から北極海を見渡せます。現在8人が宿泊しており、3つのコテージがあります。

冬季には犬ぞりやスノーモービルでホテル・イスフィヨルド・ラジオまで行くことができ、夏季には北極海をボートで渡ることができます。

スヴァールバル諸島にはホッキョクグマが多く生息しているため、わずか50メートルしか離れていないコテージ間を移動するには、武装したガイドの同行が必要です。